感染症の恩恵

先日、インターネットで「帯状疱疹の患者が増加している」というニュースを目にしました。
2014年に子供の水痘ワクチンが定期接種になり、
水痘(水ぼうそう)に感染する子供が減少したことが原因と考えられる、とのことでした。
つまり、それ以前は感染している子供との接触が、
大人の水痘ウイルスに対する免疫を強化する機会になっていたのだけど、
その機会が減ったために大人の帯状疱疹患者が増加した、ということのようです。
 
野口整体では、水ぼうそうは泌尿器系を育てる病気と考えられています。
ちなみに、おたふく風邪は生殖器、はしかは肝臓と肺を鍛える病気です。
つまり、子供はこれらの感染症に、成長のために必要があって罹っている、
というふうに捉えているわけです。
 
もちろん、感染症に罹ることにはリスクもあります。
誤った処置をしたり、体力が無くて免疫力が極端に弱い人なら重篤になる場合もあります。
昔は今に比べて住環境も栄養状態も悪い場合が多かったから、
これらの病気を乗り越える力が無くて死に至る子供も、今よりずっと多かった。
これは、大人の感染症でも同じですね。
だから、人はワクチンや抗生物質を開発して、感染症に罹らないようにすることに尽力してきたわけです。
 
でもね、実は、適切に養生しつつこれらの感染症によって現れる症状を全うすれば
それによって得られる大きな恩恵もあるのです。
ワクチン接種も人の体に備わっている免疫力の強化を狙っているわけですが、
自然に病原体に感染して、ちゃんと「発症」して乗り越えた場合と同じようにはいかないようです。
 
とはいえ、特に小さな子供のこととなると、
出来るだけリスクを減らしたい」と大人は考えてしまいますね。
難しいところです。